【 腐りかけのteenager  】
私はとりあえずテレビを付けた。

もしかしたら、逮捕のニュースがテレビで流れるかも知れない。

そんなアホな考えでニュース番組をひたすら流した。

3時間は経っただろうか・・・

ニュースにそんな男が捕まったなどと言う情報は流れることなく、昼を迎えようとしていた。

タラリ~ララ~ラリラリ~・・・

間の抜けた音楽が携帯から流れてきた。

私はハッ!と思い、携帯を開いた。

そこにはいつもの『非通知着信』ではなく番号がくっきりと映し出されていた。

しかも家の番号・・・。

私は男だ!と察した。

「もしもし?」

私はすぐに出た。
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