【 腐りかけのteenager  】
同棲生活が始まって、3ヶ月くらい経っただろうか。

毎日6時には帰宅してくる健二さん。

今日は6時過ぎても姿が見えない。

残業かなぁ・・・?

そう思いながら、私はお気に入りのエプロンを身につけ、

健二さんの帰宅を今か今かと待ちながら、夕食の準備をしていた。

気が付けば時計の針は7時。

夕食も綺麗にテーブルの上に並べ、私は椅子に座ってドアと睨めっこをしていた。

一向に開かないドア・・・。

私は仕事中に迷惑かな・・・?

と思いつつ、携帯を取り出し電話をかけた。

プルルルル・・・・

「もしもし?こちらはお留守番サービスで-」

プチッ。

私は携帯電話の通話ボタンを切った。

留守電・・・。

そんなに忙しいのかなぁ・・・。

私は両肘をテーブルの上で組み、その上に顎を乗せたまま携帯電話をジーッと眺めていた。
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