* 恋色花火 *
その日、奏祈に告白された。
あたしも、okした。
海樹のことも、奏祈は知っていたから
「俺が、海樹なんか忘れさせてやる」
って、言ってくれた。
みこちゃんも、しぃちゃんも
「よかったね♪」
って、言ってくれた。
奏祈は、年の離れた妹の絢架とも仲良くなってくれたし
あたしが、
卒業したら、絢架を育てるって言ったときも
反対しなかった。
むしろ、「結婚して、俺も一緒に育てる」って言ってくれた。
お父さんになつかない絢架も
奏祈には、超がつくほどなついてくれた。