Hurly-Burly 4【完】
寒さに負けるな冬の巻
『貴女に選択肢はありませんよ。』
幼い頃のあたしに告げられた真実はあまりにも
残酷で理解なんて出来なかった
『一ノ瀬グループの次期後継者になるしか
貴女には残された道はありません。』
家を守りたいそれがあたしの原動力だ
『それを断ればあの家はすぐに撤去ということに。』
貫けるならこの意志は曲げるわけには行かなかった
『それでは、良いお返事を。』
次、春になる頃には迷わずに ―――――