Hurly-Burly 4【完】
「おっさん、眼科言った方がいいぜ。」
慶詩とユウヤがケタケタ笑ってる。
「お前らもしかし大きくなったもんだな。」
おじさんがおでんをグツグツ温めている。
「あん?俺らに会ったことあるのかよ?」
「慶詩、目上の人は敬え!」
「知らねぇやつ敬えっかよ。」
全くどうしてこうひん曲がった性格してんだ。
その金髪のハネ具合のせいなのか!?
「日和ちゃん、ツッコミそこなんだね。」
「えっ?」
馨君がにっこりと笑みを浮かべて首を横に振った。
「ところで、おじさんとみんなはお知り合いなの
ですよね?ま、まさか、みんながおでんの食い逃げ
でもしたんですか!?」
「おめぇー、抜かしたこと言ってんじゃねぇぞ。」
「ぼ、ぼっ、暴力は良くないんだぞ!」
慶詩に殺意を向けられた気がする。
危うく、頭皮がつるっぱげになるほど
叩かれるところだったに違いない。
さすが、ナル君だ。
あたしから慶詩をシャットダウンして、
鉄壁の守護神となった。
「ヒヨリンに暴力振るったら許さないぞ。」
ナル君、可愛い顔で言っても・・・。
「ナル君、カッコ可愛いよ。」
「そ、そうか?」
ほっぺをピンク色に染めるナル君は女の子みたいだ。
「へぇ~、仲良くやってんだな。」
おじさんが牛すじ食べるかいと聞いてきた。
「食べますっ!」
「ヒヨリン、渋くね。」
ユウヤにおっさんみてぇだなと言われて
心にダメージを負った。
「あたしはピチピチの華の女子高生なんだが・・
まだ、15歳でキュートなレディーなのに、
いきなり性別変えられた・・・」
「わ、悪かったって、そんなに落ち込むことねぇだろ。」
ユウヤ、覚えてなさいよ!
いつか、絶対に泣かしてやる。
この心の傷はいつまでも覚えててやるんだから。