Hurly-Burly 4【完】

ちぃ君はいつもこんな甘いクッキーを美味しい

って食べてるのか。信じられん!

病気レベルのヤバさだと思うよ。

馨君が淹れてくれたハーブティーを

一気に飲み干してもまだ喉の奥らへんに

甘ったるさが残っている。

「最悪だ、頭痛がしてきた。」

「日和ちゃん、オレンジジュースあるけど?」

「・・・・今、無糖のコーヒーがぶ飲み出来る。」

とにかく、口の中をスッキリしたい。

歯を磨きたいな。

お手洗いに行ってこっそり歯を磨こうかしら。

「日和ちゃんって本当に甘いもの嫌いなんだね。」

「可笑しいかな?」

「そんなことないと思うよ。」

馨君に励まされた気がする。

「ヒヨリン、そんで何が欲しいんだ?」

「その話まだ続いてたの?」

「当たり前だろっ!俺を無視すんな!!」

「別に無視をしたわけじゃないんだけども。」

欲しいもの考えてたらこんなことになったん

じゃないかね。

「今、とくにこれといって浮かばないんだよね。

サユに聞いてみたらいいじゃないか。大体、ミス

に選ばれたのサユだし、惜しみなく欲しいものを

作文用紙800字以上で答えてくれると思うんだが。」

「・・・遠慮するだろ。」

「ひよこのお嬢ちゃん、この前欲しい本あるって

言ってなかったかよ?」

伊織君が京君とナル君と3人で何故かトランプやってる。

多分、事の発端はナル君であろう。

ニコニコしながらトランプ握ってるナル君。

ああ、もう可愛すぎる。

「それはもう他にあてがあるんだ。

欲しい本を告げたら限りないからなしとしても、

参考書はとくに欲しいものないしな。洋書は

この前良いものを送られてきたし、本は今の

ところ困ってないし、じゃなくても自分で

買えるものだしな。」

欲がないとよく言われる。

誕生日プレゼントもクリスマスプレゼントも

好きなものを買ってあげるよと言われても

自分の欲しいものが思いつかなかったりする。

後々、あれ欲しかったなと後悔することもたまに

あるような気がする。

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