Hurly-Burly 4【完】
ところで、2人が帰り一緒とか兄ちゃんになんて
説明すればいいんだろうか。
「何で、ひーちゃん後部座席!?」
「えっ、だって2人仲いいからと思って・・・」
只今、ティーチャー村田の車で家に送って
もらう途中であります。
「普通に考えて、助手席にお前が乗るの
可笑しいだろうが!!」
「まぁまぁ、お前朔に釘刺されてんだろ。」
「そ、そうだった・・・・・」
ティーチャー村田どうした!!
いきなり、暗いオーラを纏った。
「それで、ひーちゃんどうする気?」
「うん、こうなったら真犯人を探し出して
警察に突き出してやるわ。」
そうすれば、みんなの無実は完璧に証明される。
「真犯人ってアイツ等がやってないにしても、
どういうヤツなのか分かんないんだろ?」
「それに、これだけの事件起こしてんだ。
ひーちゃん1人じゃ危なすぎる。」
「あたしは見てるんだ。犯人だったかも
しれない人に一瞬だけど!」
「それなら、余計に危ないだろ。
だから、アイツ等もひーちゃんに・・・」
危ないのなんて最初っから分かってんだ。
だからって、引き下がるようなタマでもない。
「あたし、こんなに悔しい思いさせられたのは
久しぶりかもしれない。だから、泣かす。
屈服させてやらなきゃ気が済まない。」
「益々、拍車のかかる未依さん譲りの気の強さ。」
「持ってる情報は全部引き渡すのだ!」
車が坂を楽に上がっていく。
「それにしたって、明日は生徒全員自宅学習。
変に首を突っ込んでひーちゃんの身に何か
起こったら」
「それでも、あたしはやる。約束は必ず
果たしたいと思うし、みんなに知らない顔
されたのを見て決意がより固まった。
このままだったら犯人の思う壺になってしまう。
あたしが行動しなきゃ、役に立つと言った
ばっかりのことで・・・一緒に帰りたかった。」
いつもみたいにただただ平凡な帰り道を
今はただ懐かしい日のように感じるのは
ただ単に一緒に帰ることがいつもあまりにも普通だったからだ。