Hurly-Burly 4【完】

コンビニに到着してすぐ様おでんか肉まんを

買うかに悩んだ。

しかし、このコンビニはいつもガラの悪い人が

多いんだよな。

先輩とか居そうだけども、他校生も混じってるんだっけ?

コンビニの店員さんは強靭なるマッチョボディで、

あまり気にはしてなさそうだ。

飲み物先に見に行こうかしら?

ホットドリンクのコーナーでジャスミンティーを確保して、

歌舞伎揚げを腕に抱えながらレジに向かうと見慣れた後ろ

姿を確認した。

当人はこちらに気付いてない模様であります。

こっそり、後ろに立って驚かすつもりで、

脇腹を突っついたらギロっと振り返って睨まれた。

この反応、脇腹が弱かったとは!

良いこと知ってしまった。

日頃の行いが天を味方に付けたのね。

「ひっ!!」

短い悲鳴を上げると口を塞がれた。

「むごー」

「何でひよこのお嬢ちゃん1人で居んだよ?」

煙草を手にした伊織君からサタンがひょっこり

顔を出すように背後にオーラをチラつかせた。

「むっーむー」

パッと手を離してもらいようやく口が解放された。

「っで?」

レジでピッと音が鳴ってる。

「お腹空きましてお買いものに来た次第です。」

「ほう、アイツ等はどこ行っちゃったのよ~?」

「遊んでるよ、さっきまではないちもんめしてた。

今は散っていたからかくれんぼでもしているんでは

ないだろうか?」

マッチョボディーの店員さんが値段を言う。

「伊織君、お会計のお時間だよ?」

「お供なしに来ちまったか。」

伊織君、何やら自己完結している?

お金を払う伊織君の背中を見つめる。

あたしのお会計を待つ伊織君にギョッとする。

「どうした、伊織君!何か、買い忘れたかね。

肉まん食べるなら多めに買ってやるわよ。」

白けた視線を送るのやめてもらえないだろうか。

何故だか、伊織君の白けた視線は正直凶器だ。

もしや、伊織君が刺客だった!?

油断してたわ、いっけねーわ。

肉まんとピザまんと黒豚チャーシューマンと

3個ずつ頼むことにした。

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