運命鑑定


「っ!!」

自分の顔が熱い。多分、センパイより真っ赤になっているだろう。


多分、口に出していたんだと思う。



もったいない...メガネないほうがカッコイイのに...、なんて口に出していたなんて。

中村 美紅、 恥ずかしくて死にそうです。

すると、いまだに真っ赤な顔のセンパイが笑いながら言った。


「美紅ちゃん、顔 真っ赤」

「...センパイもですよ?」


あたしも顔を真っ赤にして言った。


そのあとは、「で、さっきのはホントなの?」とセンパイに質問攻めにされたり、「ウソです」と言ったあたしに本気で悲しまれたりしたのは、また別の話。


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