《続》跡目の花嫁さん~家元若旦那の危ない蜜月~
アドレスに名前はなかった。


俺は少し安堵して、吐息を漏らした。



次はメールボックス。パスワード設定されているけど、銀行のキャッシュカードと同じパスワードだって知っていた。


俺はパスワードを入れて、メールの受信送信履歴を見た。



皆、俺の知っている人物。


後は画像のフォルダ。



「!!?」



0月00日。俺が出張中で不在だった土曜日だ。
二人で藤の花をバックに仲良く並んだツーショット写真が保存されていた・・・







美古夫人の言う通りだった・・・
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