《続》跡目の花嫁さん～家元若旦那の危ない蜜月～

「俺もゴメン…少し早祐に嫉妬していた」



「えっ？」



「だって…早祐が生まれて何かと美苑、俺のコト、ほったらかしだったから」



「あなたいくつ？」


「それを言われると…」


私には夫がいなくて、子供二人を世話してるみたいな感じ。


「大人気ない…」
私は祐早斗の言い訳に呆れてしまった。


「うるさいなぁ・・・俺にとって美苑はいつまでも女なんだよっ！！」
祐早斗は急に声を大きくした。

嬉しい言葉だけど、照れ臭い。




「誰かに訊かれたらどうするの？」