Love☆Situation〜恋する乙女に送る物語〜
―――翌日
「昨日のカラオケ楽しかったー」
「ねー。智の歌、超下手だったし」
昨日は盛り上がった。
みんなで踊りまくったし・・・
「はぁ?誰が下手だって?」
「うわぉ、智ってば・・・いたんだ。・・・背後霊じゃん」
智の歌はお世辞にも上手いとは言えない。
それをバカにするのが楽しいから、カラオケに行く。
「言っておくけど、結衣も中々の音痴だぞ」
「知ってまーす」
私の音痴さは自分がよーく知ってるし。
けど、智に言われるほどではない。
「あれ?亮介は?」
「さぁな。てか、高崎は?」