恋色 -こいいろ-

辰也に未香から聞いた話がうそか確かめないと。


辰也にいうことを考えているだけで緊張する。



私は辰也に手紙を書いた。
    『今日、部活行かないで、屋上にきて。』
そう書いて送ると辰也は、私の方を見て笑顔でうなずく。



辰也は、なんの話をされるかわかんない。

辰也の反応がこわい。
何を言われるかわかんない。
でも、辰也に本当のこと聞かないと。



辰也は、そんなことしないよね?
そういうことする人じゃないよね?
信じてるよ。
辰也、うそだよっていってね。
辰也と別れるなんてしたくないよ・・・。


私は、辰也への思いをおさえながら授業が終わるのを待った。



      ♥

< 16 / 24 >

この作品をシェア

pagetop