Dream
真実




事務所に帰ったのは、夕日が沈みかける頃。



「あっ。真梨‼探したぞ?どこ行ってたんだよ⁈」


悠が、帰ってきた私に問いかける。
心配そうな顔をして。



「ごめん、悠‼今、舜也の妹さんの誕生日プレゼント買いに行ってて…。心配かけて、ごめんね?」




私が素直に謝る。






「べっ、別に心配なんかしてねぇし!」







悠がそっぽを向いて言う。




⁇⁇⁇⁇
なんで悠、怒ってるの⁇



私の頭の上には'?'がいっぱい。



まぁいいや。








「じゃあ、私、部屋行くね?」




「うん。ありがとうね」

舜也が言った。
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