わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
弐玖
翌日、目が覚めると…
お昼を過ぎていた。

あ、遅刻だ!

と思って、
すぐに今日がクリスマスイブと理解。

学校…は冬休みか。

だから…

わたしを起こさず親は仕事に行ったんだ。

クリスマスイブにひとり、家にいる。

たくさんの女の子たちは…

今ごろお出かけの準備。

そして日が落ちた夜に輝く、
イルミネーションを見ながら、
またひとつ、思い出を作っていく。

別れたときには…

地雷のように、辛い思い出を。
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