わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
考えてたら、チャイムが鳴った。

彼はやすみ?

少しほっとする自分がいる。

だめ、だめ。

それじゃ逃げてるだけ。

あの人が言ったことと同じ。

担任が入ってきた。

みんな席につく。
彼の席だけ空いたまま。

担任はその席に目をやる。

彼が学校を休んだ記憶。
ないと思う。

それだけ、辛い思いさせたんだ。
逆だったら、たぶん同じだった。
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