わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
彼が死んだのに、いないのに
学校はいつも通りに進 んでいく。

たしかに、あまり目立つタイプじゃなかったけど…

一番後ろから見渡す教室が

わたしには寂しい。

空いてるあの席が悲しんでる。

人が死ぬって他人にはこの程度のもんなんだ。

わたしが死んでてもきっと同じ。
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