甘い姫のスパイス達
「沙夜のやきもち…」
少しは私も構ってほしいけど
多分疲れてるだろう…
遥斗さんは「ふーん」とだけ言って
パソコンに視線を移す
「で?莉亜は?」
「………え?」
突然遥斗さんの顔が
近くにあって私はビクッとなる
「俺に、妬かないわけ?」
これ以上近づくと
唇が触れてしまいそうな距離
頭が働かなくて
体も抵抗すらできない
「それは………んっ」
私の言葉をきくまえに
遥斗さんに唇を塞がれた