甘い姫のスパイス達
最終章

離れゆく愛?




よし、もう迷えない


ちゃんと気持ちを伝えなきゃ





家を出たあとすぐに
電車に乗って歌舞伎町に
向かった


眠ったり
自由な感じの空いた車内を
見ながら


いつもなら早く着くはずの
距離がやたらと長く感じる




行く前に電話を取り出して
"遥斗"そう書かれた番号に


電話をかけた





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