甘い姫のスパイス達

夜の街と光






夏になって、私は20歳。
になって、同窓会のため
飲み会に誘われた場所へ向かう


「うっわぁー……」


嫌な気持ちも含めて出た一声




私が立って居るのは
新宿 歌舞伎町。


よりによってなんで歌舞伎町
なのよー…


周りを埋め尽くすのは

キャバ嬢!
キャバ嬢!

ホスト!
ホスト!




しかも不幸な私は道に迷う…

親友である 沙夜(さよ)にも
電話が繋がらない始末…



「私…運悪すぎるかも…っ」



歌舞伎町。さすが眠らない街と
言うだけある。辺りは夜なのに
明るくて昼間に近い感覚



「あ!莉亜いたー!」


声がした方を必死に見れば
そこにいたのは沙夜だった。


あ…みんなもうきちゃってるー(涙)




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