赤い糸のその先は…。
モヤモヤの気持ち

午後からの、仕事もなかなか進まなくて...。


これじゃあ、残業したって効率悪いだろうし、ミスをしかねないかも。


たまには、残業断わってもバチは当たらないよね。


別に私じゃなくても出来るような雑用だし。


「課長、今日は残業しなくてもいいですか?」


「どうした? 体調でも悪いのか?」


「......。」


どうしよう、ウソをついて心配させたくないし...。


ただ、仕事をする気分じゃないだけだし...。


言い訳を考えながら下を向いていたら...


暖かくて大きな手が私のおでこに触れた。
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