【続】自己中心的女教師
「んじゃさよなら」
「あ、さよなら」
あたしは倉田に別れを告げるとバイクにまたがり走り出した。
もう、バイク昨日洗ったばっかなのにまた洗わなければならないじゃない!
あたしは倉田が触った場所(指紋やら垢やらついたであろう場所)を睨み、思った。
バイクはもはや我が子同然だ。
いや、恋人同然だろう。
この三年間思い返せばこのバイクとは数々の思い出がよみがえる。
このバイクで海まで走り、夕日を見たこともある、一人で。
このバイクで温泉旅行にも行ったことがある、一人で。