素直な気持ち



次の日ーーー



「夢奈〜早くしなさーい」



朝からお母さんの怒鳴り声が家中に響く


「今行くから」



そんなことを言いながら私は


自分の制服姿を見て

なぜか不思議に思った



自分自身に中学生という実感があまりなかったのだろう
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