【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!







「……ごちそうさま。」



俺はシチューを完食した。



「全部食べてくれてありがと。」



「…別に。」



何で俺は冷たくしか言えないのだろうか。




「あ、熱下がったか確認するの忘れてた!」



そう言って由那は俺のおでこと自分のおでこをくっつけた。



ちょ、ちょっと顔近すぎ…



動揺しているのがばれないように俺は平然としていた。



「んー…まだちょっと熱あるね。」




俺は動揺しながら由那に問いかけた。




「お前、いっつも熱あるか確認するとき、そーやってんの?」




「うん、お母さんがいつもそうしてくれてたから。」




由那はニコっと笑って言った。




これだから無自覚は困るんだよ。



本人は気づいてないけど…いつも由那は俺の気を狂わせる。
< 150 / 344 >

この作品をシェア

pagetop