後悔バス【短編】
すっかり、具合が良くなった俺は、忙しくてもちょくちょく実家に帰るようになった


まぁ…入院してたから婆ちゃんの最期、見送ってやれなかったし


それに、ちょっとチャレンジしたいこともあってね


実は、母さんに婆ちゃんの料理を教えて貰うようになったんだ


流行りの料理男子っつうのに乗っかろうって訳じゃないけど…


まっ、作れるに越したことねぇし…


婆ちゃん、喜んでくれねぇかな


そうそう、不思議な事があった


俺が意識を戻した時、父さん達が家に帰ると、婆ちゃんの料理が沢山作ってあったそうだ


母さんが病院に来るときに煮豆やキンピラを持ってきてくれた


確かに俺があの時、食べたものだった…



< 33 / 36 >

この作品をシェア

pagetop