先輩とあたし。

横丸先輩はあたしが指差した場所に近づくとあっさりとボールを拾った。

あたしは安心してまた亮太くんをみると、目があった気がした。

…まぁ、そりゃあね。

あたしが見ていることはばれてしまった。

だけどすぐに、パソコンが体育館に到着したって聞いたからあたしと真帆は体育館に入った。

スポットの練習をするけど、やっぱり外が気になる。

だって、授業風景とか普通は見れないのに。

今は見れそうなのに。

あと少しで見れそうなのにー!!

見たいという衝動を抑えながら、スポットを司会者にあてたり動かしたりした。

< 266 / 310 >

この作品をシェア

pagetop