時を越えておとぎ話

男達は、この、金持ちの娘に、結婚を申し込んできました。

が、お姉さん達は、


「あんたのような、貧乏人のところへは、嫁に行きませんよ」

「私は、貴族のお方としか、結婚しませんの」



みんな断ってしまいました。



なんという酷い言い草でしょうか。

品の欠片も感じられないとは、まさにこのことです。

男達は、

(金のためじゃなかったら、誰がお前みたいな性格ブスと結婚するかよ)

と、内心思っていたに違いないでしょう。

あくまでも私の推測ですが…。(笑)



ベルのところにも、結婚を申し込んでくる男がいました。

しかし、ベルも断りました。


「私は、まだ、若過ぎます。

それに、お父さんが、私を、とても可愛がってくれます。

私が、お嫁に行ったら、悲しむでしょう。

私は、お父さんを、悲しませたくありません」



ベルの断り方は上品で見習いたいものです。

もっとも私に結婚を申し込んでくる人など、いないでしょうが…(泣)

ベルも少々、ファザコンのような気がしますが、よく言えばお父さん思い。

姉達よりはよいと思います。(笑)
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