今すぐ好きって伝えたい!
そんなことをぽつぽつと考えていると、あっという間に寝る時間になった。

聞いていた音楽はいつの間にか電池がなくなって、止まってしまっていた。

それにさえも気付けない。

それさえも。

こんなことにさえため息をつく私は、きっと拓也君にふさわしくないんだ…。

そうやって、今日も気を紛らわす。


ベッドに入る。

「ふわぁ…。」
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