最後のletter                  ~天国からの手紙~


  病室に入ると


  色々な機械をつけられてる捺希の姿があった


  手を握ると


 暖かい捺希の温もりが感じた


 けどそれから少し経った頃

 捺希の目から涙が流れた


 それはまるで


 悲しい夢でも見てるみたいに泣いていた


 辛そうに涙を流していた

 けどそれが

  綺麗に見えたとも思えた


 「・・・ぇ・・・」


 捺希が突然

 唸り始めた


 「由音ねぇ・・・・

  ごめんね・・・・

  ごめん」

  そう呟いた捺希


  由音の夢でも見てんのか??


  何をそんなに

 泣いてるんだよ


 由音の夢見てんだろ??

 「死にたくない・・・

 怖いよ・・・」



 今度は怖い気持ちを声に出していた

 でもそれは寝言

 
 ほかにも色々唸っていた

 辛そうに・・・


 けどその声はいかにも

 消え入りそうそうな

 弱々しい声だった
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