最後のletter                  ~天国からの手紙~


 「夏葉 起きて。」

 私は夏葉の体を揺すった

 「んんっあっ

  お姉ちゃん」

 
 そう言って私に抱き着いて来た夏葉

 「夏葉
  お姉ちゃんちょっと話があるから

  リビング

  行こうか」


 「うん」

 今から私は夏葉に酷く残酷な事を言うんだ

 悲しませるんだ


 笑顔を無くしてしまうんだ。


 さっきみたいに

 悲しい思いをさせちゃうんだ


 中学2年生には見えないほど

 幼くて甘えん坊な夏葉だけど

 考え方や行動は

 ある意味しっかりしてて頼りになる


 「お姉ちゃん話って?」

 「あのね・・」
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