最後のletter                  ~天国からの手紙~

冬の海 ー茄優sideー



  俺はいつも通り捺希の

 お見舞いに行った

 今日も俺はいつも通り捺希の病院に行った

 「捺希」

 「あっ!茄優~」

 俺とよりを戻してからは

 捺希は一度も俺の名前を忘れたことがない

 それに今日の捺希はすごく元気だった

 「どーした?
  いいことがあったのか??」

 「うん笑

 実はね

  一時期の退院が決まったの!」


  そう言ってすごく嬉しそうな

  捺希


 太陽みたいに笑っている


 「良かったな」

 俺はそんな嬉しそうに笑う捺希の頭を

 撫でた

 けど

 よく見ると

 捺希はすごく痩せていた

 肩幅も細くなった
 
 イヤ

 何もかも細くなった
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