最後のｌｅｔｔｅｒ ～天国からの手紙～
「捺希
会いたいんじゃねーの？？
前みたいに話したいんじゃねーの？？
名前を忘れても俺たちが教える
だからこわがんなよ」
「茄優
私会ってもイイのかな？」
「イイに決まってんだろ！」
俺はつい怒鳴ってしまった
でも怖がらないでほしい
いつ名前を忘れてもいいから
会わないっていうのはやめてほしいんだ
咲来は毎日本当の知りたいために
俺の家や捺希の家に行ってすごく
不安がっている
だから
捺希には早く咲来に教えてやってほしい
名前を忘れても大丈夫だから
でもこの時の俺は気づかなかった
捺希の病状が悪化していっていることに・・・・
