無添加少女
あるわけなかった。

後ろを振り替えると、さっきまでのチャラチャラした男達よりさらにチャラチャラしてる男が立っていた。


チャラチャラチャラした男といったところか。

「リョウ…」

チャラチャラが言った。

チャラチャラチャラの名前はリョウと言うらしい。

リョウとやらが近づいてきて、一瞬にしてあたしの眼鏡をはずした。

早っ!!

なにこの早ワザ。

つーか、あたしのコンプレックスの一重マブタを隠すためのだて眼鏡、

「かえせ…って…え!?」

「オンナっつーのは、こーやってイジメるもんだぜ…?」

ピラリ。


ピラリ?



「ギャァアァア!!!」

あたしは叫んだ。キャアって叫べないのはブスだからだな、うん。

いやいや今はそれどころじゃナイ。

なんと、なんとあたしは今!!

リョウとやらにスカートをめくられているのだ。


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