わたしの前から突然、消えたモノ…
あなたは、わたしの恩人。

そして、初めて心の通じた相手。
わたし、あなたを一生忘れない。

つか、まだ信じれないんだよ。
あなたは、きっとどこかにいる…

そう思ってる自分がいるんだ。

そのとき、目の前で何かが光った。

フラッシュの光みたいに。
そして、その光は空に昇っていく。

キラキラと輝きながら…

やっぱり、いたんだ。


しばらく空を眺めていたとき、

プルルル、携帯が鳴った。

カレからだった。

ねえ、今日どうして学校休んでるのー? どこか体調、悪いの?

変わらず、かわいた言葉。

ごめん。
わたし、好きな人できたから、じゃね!

ガチャと切った。

はぁーー、なんかすっきりした。
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