社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「それは自覚しています…」



「なら、いいが…」



「結婚してもいいってコト?」



「…お前…結婚すんのか??」


お父さんの眉間に皺を寄って来た。



「・・・入るわよ」


ドアをノックしてお母さんが書斎に入って来た。


「美、美苑…早祐がな、尚貴と・・・」



「…濱部社長のお願いと言うか…見合いを断るハッキリした理由を作ってくれって…」



「・・・人の娘だと思って…」



お父さんは眉間の皺を深くして、唇を噛み締めた。



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