社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「…尚貴の方こそ…」



「…んっ?俺か…俺はちゃんとオンとオフ…使い分けているから大丈夫だ」



尚貴と話していても、心臓が警笛のようにドキンドキンと鳴り響く。




「…尚貴は器用ね…」



尚貴は私みたいに公私混同しない。

お父さんに忠告されたのに…初日からこの調子…先が思いやられる。



「でも、早祐を見ていると…仕事よりもセックスがしたくなる」



「な、な尚貴っ!!?」



突然、尚貴は意地悪に両端の口角を上げて本能を剥き出しの言葉を吐く。



私の顔はますます、熱が帯びて…仕事が手に付かない。



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