社長の吐息プラチナの甘美な囁き
「くそっ…美苑…塩をまいとけ!」


「…あなたが深く詮索するからいけないんでしょ?」



「俺が悪いのか??」


お父さんは苛立った様子でお母さんを睨み据える。



尚貴だって…バカ正直に言わなくてもいいのに・・・


「お父さんが悪い…お姉ちゃんだって…もう24歳の立派なオトナだよ…」



近くで私たち4人の話を訊いていた未祐が助け船を出してくれた。



「そうよ…あなた」



「・・・」


お父さんは唇をへの字に曲げて、暫く…健康の為に止めていた煙草を吸い始めた。




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