社長の吐息プラチナの甘美な囁き
私の胸元に埋まる尚貴の顔。


執拗な胸の愛撫に下肢の辺りが疼いてモゾモゾし始める。下肢をすり合わせて妙な感覚を自ら逃した。

「もう~いいでしょ?」

また目尻に涙が滲んでくる。

私は彼の髪をクシャクシャして彼の動きを制した。


「気持ちが悪い…」


「好きな男に触れられて気持ちが悪いとは…どう言うコト?」


「今までに感じたコトの無い感覚だし…」


「それが快楽だ・・・」


「快楽って…?」


「お前は女として感じてんだよ…。慣れたら大丈夫だ…その証に…濡れてる…」


尚貴は気づいてた私の下着の湿りに…


湿りを帯びた下着に尚貴の指が這う。


尚貴の指先がスーッと撫でた下肢は腰元から頭上にかけて何かを弾け飛ばした。私の腰は自然と浮き上がり、浮遊感に似た感覚を味わせる。






< 71 / 204 >

この作品をシェア

pagetop