セックスフレンド
「…酔うと大胆だな」

瑞希くんは、ニヤニヤしている。

「だから酔ってません!」

そう言って。
あたしは瑞希くんの服をめくった。

そして、体中のあちらこちらにキスをした。


「ベッドでしよう」


瑞希くんが起き上がった。


それから──
瑞希くんは、いつもみたいに、

優しく、激しく、抱いてくれた。


瑞希くんの言う通り。
あたしは酔っていた。

だからかな?
瑞希くんを大胆に求めていた。

 
こうやって。

瑞希くんを求め続ける限り。
肌を重ね合う限り。

ミカちゃんと元通りに戻ることはないのかもしれない──。
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