セックスフレンド
一方の瑞希くんは、ホラーや戦争映画が大好き!

あたしには無理なジャンルだったりする。


「いっそうのこと、AV借りるか?」

「もう! 瑞希くん!」

あたしは、瑞希くんの腕を軽く叩いた。

周りに人がいたから、会話が聞こえているかもと思うと恥ずかしくなった。

瑞希くんは、ニヤニヤしている。

もちろんAVは却下。


結局、あたしたちは、今年一番ヒット作と言われている映画のDVDを借りた。


「マナ、オレ腕折れて、運転できないかも」

レンタルショップを出て、車に乗ると瑞希くんが言った。

「どうしたの?」

「マナがさっき叩いたから、腕折れたんだよ」

「そんなバカ力じゃないもん!」
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