セックスフレンド
「今日、昼飯食いに行くの無理なんだろ? だから月曜日はどうかなって」

「大野さんなら、あたしなんか誘わなくても他にいるでしょ?」

大野さんがモテること。
あたしは知っている。

「そうだけど。オレは、紺野と飯食いに行きたいんだよ」

「どうしてですか?」

「何となくかな。会社の後輩誘うとセクハラになるのかよ?」

「いいえ。なりません」

「じゃあいいだろ? 月曜日、駐車場で待ってろよ」

「…はい」

またしても、一方的に話を決められてしまった。

大野さんって、こんな強引な人だったかな?

< 9 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop