365日。
「俺、千尋の事が好きだ」
真剣な目で、凛人があたしに告げた。
「え……」
予想外の言葉にびっくりしてしまう。
「春にさ、俺、お前に告ったじゃん?気持ち、伝わったかなと思って」
「そ…うだった……ね」
そういえば、そんな事あったな。
あたしは、凛人の事ただの友達としか思ってなかったから、そんな事すっかり忘れてた。
今も、その気持ちは変わらない。
あたしにとって、凛人は"単なる友達"って事。