365日。
クラスが違っても帰り道は一緒。
「新しいクラスどうだった?」
凛人からの質問に、少し俯きながら答える。
「…話せる人が、少ない」
それを聞いた凛人は吹き出す。
ひどい……
こっちは真剣に悩んでるのに。
「お前さぁ、作ろうとしてないだろ。友達の数少ないまま卒業とか悲しすぎんぞ」
凛人はケラケラ笑いながらそう言う。
それはそうなんだけど。
「友達は作ったもん勝ちだろー」なんて凛人が言うから、あたしもちょっと頑張ってみる気になった。