好きなんてありえない!!
「由美、大丈夫か?ごめんな…」
「ううん、ありがとう…先輩が
来てくれなかったら私……」
「本当ごめん。昨日親父があいつを
生徒会に入れるの認めたらしい…」
「そ、んな…」
「ごめん!!!大丈夫って言ったのに…」
「先輩…」
ーチュッ
由美は先輩にキスをした
「な…」
「えへ、いつものお返しです」
そう微笑むと先輩に抱きつき
「私…先輩が側にいてくれれば
乗り越えられる気がするんです」
「由美……」
先輩は由美を抱きしめると
優しくキスをした。
「ん……先輩…私……」
“先輩が好き”
そう言おうとしたのに声が出ない。
やっぱり言えない……。
先輩の事大好きなのに…。
どうしてもあの時を
思い出してしまう………。