危険な彼と危ない初恋
「んーー・・・そぉだなぁー」
「俺が北川の高校に行くとか?」
「はぁ?どぉやっていくのよ?」
「お前、俺を誰だと思ってる」
「なによ」
「あそこは、スポーツ校だぞ?なんでこんなにスポーツ万能な俺が入れないんだよ」
「はいはい。そうですねぇー。ってか、自分でスポーツ万能とか言っちゃってるし」
「なんか文句あんのか?」
俺は、ギロッと美羽を睨み付けた。
「いーえ。文句なんてないですぅー」
いかにも、何か言いたげな美羽だったけどまぁ、ここは見逃してやろう。
俺は、そこまで鬼じゃないしな。