名無しのノート

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あのことは秘密にしてある。名無しのノートのことも、校長がしたことも、遺書があったことも。

私、片瀬瑠璃香は今回被害者でもあり加害者でもあった。

絵理はどんな気持ちで死んだんだろう?私はそれが今の望みだ。

あのあと私は転校した。新しい場所ではなんの問題もなかった。
淳一はいつもの生活に戻り、同じく間宮君もいつもの生活に戻った。

私は絵理のぶんも生きていかなきゃならない。ちゃんとした人生を歩んでいこう。そして絵理のような親友を作ろう。だから私は…必ず絵理のぶんまで生きる!絶対生きる!

私の悩みはある程度なくなったが…ひとつ分からないことがある。それは…
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