名無しのノート
…開きました、勝手に。

わたしは、手をかけただけなのですが……あっ、

わたしはずっと入り口に立っていました。皆がこっちを見ています………凄く恥ずかしいです。

どうやら、先生が開けてくださったようです。ですが……タイミングが悪すぎます。

「はい、今日転校してきた、大岡里沙さんです」

「お、大岡、り、りしゃです。よろしくお、お願いしましゅ!」

…………噛みました、完全に、恥ずかしいです。

「ははっ」「噛んでるよ」「でも可愛い!そんなところも」「あんた、本当に最低っ」

「静かに、大岡の席は、片瀬の隣だ」

前に立っているのは、恥ずかしいので席に向かいました。
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