永久にあなただけを
「中練やるから移動すんぞー」
三年生の先輩が言った。
もちろんみんな中へ移動する。
しかし私と彩夏は小倉さんの後について部室の中へ。
「あのっ」
「あれ、どうしたの?」
先輩は優しく答えた。
「今ってマネージャー募集してないんですか?」
私たちが聞くと後ろから声がした。
「してるけど、その髪色じゃたぶん無理。」
先輩を含めた私たち三人は後ろを振り返った。
「斎藤!」
どうやらその人は二年生の斎藤先輩という方らしい。