恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
私の耳元でそう囁くと、リクくんは武藤くんとはまた違う大人びた笑顔を見せて踵を返した。
遠ざかる彼の背中を見ながら、私は紙袋を握りしめる。
…そうだね、正直に言わなくちゃ。
私は未だに険しい顔をしたままの二人に向き直ると、ずんずんと近付いて紙袋とタッパを二人の前に差し出した。
「これ、二人に作ってきました!」
「「えっ??」」
「でも、私には好きな人がいます。その人に誤解されたくないので、もう差し入れはしません!ごめんなさい!!」
「「え゙ぇーー!!??」」
私はぺこりと90度のお辞儀をすると、大好きな彼のもとへ向かって走り出した。
「何で優也の分まで差し入れがあるんだよ!?」
「それはこっちのセリフです!!つーか好きな奴って誰だよ!?」
そんなぎゃーぎゃーと騒ぐ二人の声を聞きながら…。
遠ざかる彼の背中を見ながら、私は紙袋を握りしめる。
…そうだね、正直に言わなくちゃ。
私は未だに険しい顔をしたままの二人に向き直ると、ずんずんと近付いて紙袋とタッパを二人の前に差し出した。
「これ、二人に作ってきました!」
「「えっ??」」
「でも、私には好きな人がいます。その人に誤解されたくないので、もう差し入れはしません!ごめんなさい!!」
「「え゙ぇーー!!??」」
私はぺこりと90度のお辞儀をすると、大好きな彼のもとへ向かって走り出した。
「何で優也の分まで差し入れがあるんだよ!?」
「それはこっちのセリフです!!つーか好きな奴って誰だよ!?」
そんなぎゃーぎゃーと騒ぐ二人の声を聞きながら…。