甘苦プリンセス【完結】
「入学初日からキスされたからって、調子にのりすぎなんだケド!うちらが光夜に振られた理由、分かってんの!!?」
ガシンっ
『っ!?』
レミさんが、思いきり屋上の扉を蹴った。
「いつも光夜と一緒にいてよぉ」
「アンタ、自分が何したか、分かったんの?」
『……』
「なんか言えよ!!!」
その時レミさんの拳が、降りかかってきた。
ドスッ
鋭い音が響いた。
…あれ?
私、痛くない……